ブラックリストと呼ばれる事故情報 (信用情報機関について)
俺、ブラックだから借りられない・・・。
あ~、返済日に遅れたよ。ブラックになるのかなぁ?
・・・と、会話の中にも出てくる(?)ブラックリストは、どういった存在なのでしょう。
ブラックリストとは、信用情報機関にマイナス情報が登録され、
その情報をキャッシング会社などに共有されている状態のことを表します。
信用情報と信用情報機関
まずは信用情報、信用情報機関と順番に話をしていきたいと思います。
キャッシングを利用するときでも、ローンを組んで買い物をするときでも、クレジットカードの申し込みをした時でも必ず行われるのが「審査」です。それぞれ形は異なりますが、個人にお金を融資していることには変わりありません。ですから、当然、きちんと返済してくれるのか、返済能力を審査し、それに応じて、利用限度額が決まったり、ローンで買い物ができるようになるです。この時にキャッシング会社等が判断するときの基準となるのが信用情報です。
では、どのようなものが信用情報として扱われるのでしょうか。
申し込みをした時を思い出してみてください。
どの申込書の場合でも、下の項目は必ず書いたのではないでしょうか。
- 個人を限定するための基本情報
名前・住所・電話番号・生年月日・勤務先名・勤務先住所・勤務先電話番号など - 経済力をはかる情報
収入・他社借入件数・他社借入金額・月の返済金額、取引状況など
こうした情報が全てあなたの信用情報として記録され、審査に使われています。
ただこの段階では、申し込みをした人が嘘の内容を書いていても判断がつきませんから、金融会社で信用情報の共有が行われるようになっているのです。
この情報の共有を行うために作られたのが信用情報機関と呼ばれるものです。
信用情報の中に取引状況というものがあります。
この項目は、いくら借入をしたのか、また支払日にはきちんとお金を支払ったのかということが記されるところです。きちんと返済していれば返済しているという情報が登録されますし、長期にわたり返済が滞った場合、自己破産、特定調停、任意整理などの債務整理を行った場合は、その情報(事故情報)が登録されるようになっています。
登録された情報は、5年~7年もの間、削除されることはありません。
キャッシング会社にしてみれば、本来は返してもらえるはずのお金が返ってこない訳ですから一大事です。そこで○○さんにお金を貸したら、返ってこなくなる可能性があると判断して、新しくキャッシングもできなくなるという状況になるのです。
これが、ブラックリストに登録されたという状況なのです。
信用情報機関
キャッシングの雑学と豆知識